銀行ででんさい割引を依頼するには
でんさい割引を行う際、銀行の場合、基本的に融資の一種という考えから、手形を振出す人ではなく持込んだ人、つまり割引を依頼する側が審査の対象となります。
このため審査に多少時間がかかり、割引を断られる場合も結構多いものです。
でんさいネットは、支払期日の6銀行営業日前から、支払期日から起算して3銀行営業日を経過する日までの間は、譲渡記録の請求を受け付けない事になっていて、その間は割引ができなくなります。
手形割引の専門業者に依頼する場合、持込んだ人ではなく手形の振出人を審査対象とすることから、短時間で割引が可能です。
でんさい割引だと、最短で30分くらいでも可能なので、当日申込んで当日現金化が可能となります。
前もって審査・見積をしておけばさらに早くなり、 でんさい譲渡発生後10分くらいで入金を確認することも可能です。
割引き率は
割引率の目安は、都市銀行で1.5~3.0%で、低いと言えますが、割引を受けられるのは審査を通貨した企業だけです。
専門業者の場合4.0%~15.0%で、業者が負うリスクによって割引率に差が生じます。
大手の優良企業の手形だと割引率が低く、中小企業や個人事業主が発行した手形はリスクが大きいため、どうしても割引率は高くなります。
業者に割引を依頼する際の注意点
割引を依頼する会社が、信用度が高い大手企業なら、メインバンクを利用するのも良いのですが、急いで割引をして現金化したいのなら、手形割引の専門業者に依頼したほうが良いことになります。
ただし、信頼できる業者に依頼しなければいけません。
業者によっては、割引率の低さをうたい文句にしている業者もいますが、こうした業者は大手企業のでんさいしか取扱わなかったり、別途に調査料や保証料を請求する場合もあります。
割引率だけでなく、中小企業や個人事業主まで扱っているか、これまでどれくらいの実績があるのか、なども事前に調べることです。