でんさいで事務作業を効率化
従来の手形の場合、作成、交付、保管の手間、コストがかかり、紛失、盗難の恐れもあり、さらに分割ができないなどのデメリットがありました。
でんさいだと、電子データ送受信等で作成、譲渡が可能で、記録機関で記録原簿が管理でき、分割が可能、などのメリットがあります。
これにより手形発行の際、押印などの作業が簡略化でき、支払処理に費やす時間が減ります。
過去の支払記録がデータとして残るので、集計や検索が簡単にでき、事務作業の労力が軽減化されます。
手形、振込、一括ファクタリングなどに分かれている支払方法もでんさいに集約できるので、支払が効率化されます。
でんさいには他にも様々なメリットが
ペーパーレス化されるので、紛失や盗難の恐れがないので、金庫で厳重に管理したり、貸金庫を契約するコストも削減されます。
集金日を忘れていても、期日になると口座に入金されるので面倒な取立て手続きの必要もなく、手形とは異なり、入金日当日から資金として利用できます。
受け取ったでんさいは必要な額に分割して、まわしや割引に利用でき、取引先に、手形を2枚に分けて振出してくださいとお願いする必要もありません。
でんさいのデメリットとは
でんさいを利用するには、会計処理を変更する必要があり、大手の企業だと時間、労力がかかります。
また、慣れないうちは処理ミスにつながる恐れもあるので、十分にシステムを理解した上で進めていくことが大事です。
また発行する側、受取る側の両方にインターネット環境が整備されている必要があり、各企業それぞれが管理体制のしっかりした構築を行なわなければいけません。
特にウイルスに十分に注意をする必要があり、今後的にでんさいを狙った新たなウイルスによる犯罪が発生する可能性もあるので、絶えずシステムを最新の状態にしておくことが大事です。